2019年 08月 09日
デザイン視点で「ミライ」をつくる。
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2019年7月28日(日)8:50〜12:50 長野大学1回生対象
「未来地図をつくろう」
大学1回生といえば、まだまだ就活も先。
したがって「キャリア設計」という視点ではなく、
未来のために、どのように大学4年間を過ごすかを考えるのも大切です。
この「未来地図をつくろう」は、起業家などを対象とした、
いわば「ブランディング」を軸にしたプログラムだったのですが、
この依頼を受けたとき、1回生の時点で「セルフブランディング」することも、
【変えることと、変えないこと】
まずはじめに座学でお話したのは、100年以上続くブランドのお話。
たとえばエルメス。
もう200年近いブランドなのですが、その間、大きな分岐点がありました。
それはモータリゼーションの到来。
馬具メーカーだったエルメスは、馬車の時代の終焉を機に、
【変えたこと】技術とセンスを活かし、ファッションブランドに。
【変えないこと】大量生産主流の時代にあって、職人の手作りをそのままに。
【自分の“大切にする想い”の言語化】
そんなブランドのお話などをいくつか紹介し、
まずは「自分の中で“変えない想い”=時代に流されない軸足」をつくる作業に。
それはほかから学ぶことではなく、個人個人が生きてきた中で、
経験と感受性に根ざしたものであるほうが、強い信念になります。
そこで「ヒストリーマップ」というチャートを作ってもらいました。
20年足らずの、まだまだ若い学生たちですが、
人それぞれ深い人生があり、味わいある「想い」がたくさんあふれました。
【目の前の“できごと”を自分の糧にする】
そして後半のプログラムは「変えること」を中心にお話しました。 これからビッグデータが活用される時代になると、 とくに今のレコメンド機能などが進化し、 「自分に必要な情報かどうか」は、機械が判定するようになってきます。
でも人間的な嗅覚は持ち続けてほしいし、 ムダなもの、非効率なことも、自分に柔軟性をもたす「肥やし」になります。 それらを日頃からキャッチする「つみかさねマッピング」に挑戦していただきました。
そんな4年間を、ぜひ送ってほしいな〜。
※講座&ワークショップ「未来地図をつくろう」についてのお問い合わせは、デザイン図解のホームページから。

そんな4年間を、ぜひ送ってほしいな〜。
by at_caprice2
| 2019-08-09 11:23
| 講座・イベントレポート