2019年 08月 04日
「社会的ミッションを可視化したパンフ」づくり
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「社会的ミッションを可視化したパンフ」づくり
〜京都産業大学 生命科学部学科パンフのデザイン〜
【わたしたちの生命と向き合う「生命科学」】
自分たちの取り組んでいる「研究」が、
ほんとうに「必要とする人」に届いているのだろうか?
生命科学という分野があります。
医療や健康、食、環境など、
わたしたち人間の、あるいは動植物の、
広くいえば地球全体を包括する「生命」に関わる研究分野です。

【研究成果と、社会をつなげる人材育成】
SDGsへの関心が高まるこれからの世の中において、
その研究成果をただしく世の中に伝え、
社会・産業とつなげていく人材は、とくに重要な役割になります。
そこで京都産業大学・生命科学部では、
従来の「先端生命科学科」に加え、「産業生命科学科」を新設。
生命科学と社会科学を学びながら、
研究成果を社会に還元できる人材の育成をめざしています。

【高校生に「学びの意義」を伝えるために】
この学科で学ぶ意義を高校生に知ってもらうために、
なるべく「一目で」「直観的に」かつ「マクロ視点で」伝わるような、
しかも高校生が「親しみをもって」「使命感とやりがい」を志向するような、
そんな魅力的なリーフレットづくりに取り組みました。
すごろく部分は、大学での4年間の学び、
その起点と終点となるフィールドが、生命科学をとりまく「社会課題」です。

【学生が主体的にデザインにかかわる〜チームメイド・デザイン〜】
このリーフレットづくりで、特徴的なのは「学生がかかわる」という点。
いささか極論かもしれませんが、
「高校生のきもちは、高校生にいちばん近い人がわかる」考えを土台に、
まだ入学して3ヶ月くらいの、大学1回生の「関心」を可視化、
つまりみんなの脳内を一枚の「黒板」に、ドバッと発散してもらいました。
これが表紙になります。
これが表紙になります。
こういうプロセスは、表現がおもしろいものになるのですが、
それ以上に副産物として、「よいコミュニケーション」の機会となるんですね。
※チームメイド・デザインや、大学の学科パンフ等のデザインのご相談は「デザイン図解」まで。
by at_caprice2
| 2019-08-04 19:18
| カプリスのしごと