2018年 02月 08日
科学コミュニケーションと、デザイン図解
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だって、作れちゃうんだもん。それをやめろと言うのかい?
ちょっと待った。その技術は、人類に悪影響を及ぼさないの?
進めるべきだ。慎重になるべきだ。
いや、もう止められない。ダメ、ストップだ!
…科学は、私たちのくらしに“希望”をもたらせてくれます。
…でも科学は、未来に思いもよらぬ影響を及ぼすこともあります。
…そんな科学は、私たちの知らないところで、日々、進歩しています。
「くらし」と「科学」の、健全な関係性を構築するには、
まず、私たち生活者が「知る」こと、
そして「多様な視点からの意見」を集める機会が大切ですね。
ひとつの方法である「科学コミュニケーション」は、
多様な生活者が集まり、先端科学についての意見交換する場です。
対話を進めるうえで大切なのは、
「話題提供」と「良質な問い」。
でもついついやってしまいがちなのが…
・話題提供者(科学者)が専門的で難しいコトバや情報を多用したり…
・あれもこれもと話を盛りこみ、つい長くしゃべったり…
・また偏った視点からの情報発信だったり、
そこで「問いかけ四コマエホン」。
先端科学のややこしい話を、
中立的な視点から、デザイン図解を駆使して
「1分間の情報量」にまとめた対話ツールです。
(大阪大学から依頼を受けて制作した事例にリンクします。)
冒頭のやりとり、推進派か、慎重論か。
向こう見ずでガンガン進められても心配だし、
かといって慎重すぎて全く進歩しないのも…。
公平かつ多様な意見が飛び交うことを願って、
科学コミュニケーションのための「問いかけ四コマエホン」は、
「話題提供」と「良質な問い」を投げかけるツールです。
※科学四コマエホン制作プロセスを次回にご紹介します。
by at_caprice2
| 2018-02-08 18:33
| カプリスのしごと