2017年 06月 21日
「3D迷路を作ろう!」明石高専造形プログラム(2)
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「3D迷路を作ろう!」〜頭の中の“もやもや”を立体表現する〜
プロセス中に浮かびあがる「カタチ」に、
アドリブ的なインスピレーションを受け、
空間構成していくプログラムです。
ふつうは平面で展開される「迷路」を、立体で創造します。
ふつうは平面で展開される「迷路」を、立体で創造します。
前回は「仮説力」を磨くプログラムでしたが、
今回は「立体迷路」づくりのプロセスの中で、
実際に手を動かしながら、
予期せぬ流れを、どう創造に取り込むかが決め手になります。
命題は「“頭のもやもや”を立体表現する」。
予期せぬ流れを、どう創造に取り込むかが決め手になります。
命題は「“頭のもやもや”を立体表現する」。
人生の選択肢(たとえば受験、就職、人間関係など)で
「迷い」が生じたとき、
よく「頭の中がもやもやする」と言います。
この状態を、ケント紙を使って「立体迷路」というカタチで表現します。
この状態を、ケント紙を使って「立体迷路」というカタチで表現します。
まだ中学校を卒業したての高専1年生。
受験等の迷いは、おそらく記憶に新しいところでしょう。
各班、個人的な迷い見解を話し合い、概念化していきます。
そしてテーマを打ち立て、造形に着手していきます。
さすが建築学科の学生さんたち。
造形は、建築的発想で、次々にできあがってきました。
このプログラム、アーティスト系の学生などに提供してみると、
もしかしたらシュールレアリスム的なものができるかもしれませんね。
このプログラムでは、以下の点を重視し、評価します。
造形は、建築的発想で、次々にできあがってきました。
このプログラム、アーティスト系の学生などに提供してみると、
もしかしたらシュールレアリスム的なものができるかもしれませんね。
このプログラムでは、以下の点を重視し、評価します。
【1】「意味づけ」力
「頭の中がもやもやする」というような
つかみどころのない概念を形におこし、
展開、表現する力を身につける。
【2】「空間認識」力
空間の中で「道をつくる」「つながりをつくる」ことを通じ、
上下左右、縦横奥行きをいかす、
空間認識〜構成力を身につける。
【3】「アドリブ」力
平面図には書き起こしにくい創造プロセスの中で、
「偶発性」をどう活用できるのか、
限られた素材、時間のなかで「ブリコラージュ」的発想が、
by at_caprice2
| 2017-06-21 10:28
| 大学・高専での仕事