2016年 06月 27日
【デザイン図解的ファシリテーション2】エコシステムを組む。
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先日の「明るい介護サロン」で、
進めたメソッド・シリーズ(2/2)
「明るい介護サロン・買いもの難民支援アイデア」は、
メインワークに進みます。
参加事業者が、
「買いもの難民ニーズ(市場)」への参入を模索しますが、
小規模な事業者が、単独でビジネスのしくみを考えると、
・人的制限、スケールメリット、
・距離的制限、知名度、
・効率性、情報収集・発信…などの面で、
どうしても限界がでてきます。
そこで参加者全員の声を集め「エコシステム」、
いうなれば「ビジネスの生態系」をつくるのが、
メインワークの狙いです。
まずはネットワークの「点」となる、キャスティング。
「買いもの難民」といわれる人々を取り巻く、
様々な登場人物を描きます。
それぞれをつなぐ「線」は、
「情報の流れ」「お金の流れ」「物品の流れ」。
ニーズとシーズを生態系で結びつけ、
課題解決をはかります。
互いの点が、線で結ばれ、面としての機能、
いわば互いの「win-win」が成立するまで、
モデルを構築しつづけます。
こういった「エコシステムづくり」は、
デザイン図解のもっとも得意とするところです。
司会・ファシリテーションしながら、
アイデアを集め、それらをまとめながら、図で表わす。
その中で「何が足りないのか、何がムダなのか」が浮上してきます。
そこでビジネスアドバイザーや、介護の現場の声を聞きながら、
モデルを整えつつ、自社ビジネスのメニュー化や
パッケージ化に結んでいきます。
このようにしてサロンでは、
参加事業者と介護現場の相乗効果でもって、
社会不安を解決するビジネススキームを創造します。
by at_caprice2
| 2016-06-27 11:41
| デザイン図解のメソッド