2015年 12月 14日
「しくみの視覚化」がビジネスを大きく動かす。
|
なるほど、すばらしいアイデアだ。
でもちょっと理想論かな?
リアリティーが感じられない。
どんなに素晴らしいアイデアでも、
どんなに熱い想いがあったとしても、
それを人に伝えたとき、一蹴されることがよくあります。
さまざまなビジネスや、プロジェクトに関わっている関係で、
「ビジネスモデル」を視覚化することが多いのですが、
そんなとき、たいてい「お金の流れ」を明らかにすると、
スッとビジネスが動き出すことがよくあります。
特に決裁権のある人が相手だと、
ほとんど「そこ」しか見ていないと言ってもいいかもしれません。
「アイデア」と「企画」の違いって、何だろう?
ボクがよく学生にいうのは、
「アイデア」そのものには、大して価値はない。
そこに「価値」を盛り込んだ「コンセプト」、
そして、そこに「実現性の論拠」を加えた「グランドデザイン」
がともなって、はじめて「企画」といえるのだ…と。
そして、それを「実体化」したものが「ビジネスモデル」です。
このところ「図解コンサル」というカタチで、
「ビジネスモデル構築」のお手伝いのニーズが増えてきました。
デザイン図解塾でおなじみの「トンボマップ」が、
コンセプト、価値創出型なのに対して、
「ビジネスモデル構築」は、
お金の流れ、キャスティング、情報の流れを組み込んだ、
「グランドデザイン」を構築するものです。
たいてい、ざっくりとビジネスのメニュー等を伝えていただければ、
いくつかの質問に答えていただくだけで、
ボクが目の前で大きく図解していきます。
ビジネスモデルが完成しないところは、
「課題」がハッキリしますし、
カタチが確立できると、
どう動くといいのかがハッキリとプランニングできます。
変なたとえかもしれませんが、
「ビジネスモデル」づくりは、
身体の骨格や血の流れをハッキリさせるようなものです。
身体のしくみを知っていれば、
もしも「不調」があったとき、
どこをどう治せばよいか、分かるじゃないですか。
ビジネスも同じで、「構造」が分かれば、
調子の悪い時、原因を特定することもできます。
いわば「ビジネスモデル化」の作業は、
ビジネスにも生命感を与えるための、
アセスメントであるといえるのかもしれません。
by at_caprice2
| 2015-12-14 10:33
| カプリスのしごと