2015年 07月 14日
認知症と、明るい社会
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【ワークショップ・レポート】
明るい介護サロンvol.3
「認知症」について考える
2015年6月16日(火) @天理市NPOつむぎ研修室
もしも、自分の親が認知症になったらどうしよう?
ひょっとして、仕事をやめなければ…?
自分は何をすべきで、どんなライフプランを立てればいいのだろう…?
認知症、それは他人事ではなく、自分の身にもおこりうる問題。
しかし今、介護保険などを通じて認知症本人をケアする制度はあるものの、
そのご家族の「たとえば介護離職とか、情報とか)ケアするしくみや、
認知症を予防するものは、あまり見かけません。
そこで「明るい介護サロン」3回目は、
「認知症」をテーマにして、
今ある認知症関連サービス、しくみ、制度を整理しつつ、
「ニーズはあるはずだけど、今、ないもの」を想定し、
新しい介護サービスのあり方や、ビジネスの「タネ」を発掘しました。
まずはじめに、認知症についての現状と課題を、
あいネットの中川社長より、現場視点でお話いただきました。
引き続いて「今あるサービス、しくみ、制度」をピックアップし、
市場の現状を俯瞰的に把握します。
そして「認知症」にかかわるニーズを想定し
(1)認知症対策
(2)生活サポート
(3)医療系サービス…の3つの視点で
「こんなサービスがあったらいいな」をブレストしました。
たくさんアイデアが出てきましたが、
傾向としては「情報」が中核として浮上しました。つまり…
・認知症についての正しい理解と、対処法
・患者と、ご家族をつなぐ情報(状況把握、状態把握)
・いつでも相談できる窓口
・介護離職の防止策
・地域・社会での互助…など
コミュニケーションが希薄になった現在において、この問題について、
社会がどうあるべきで、何に取り組むべきかが課題になります。
3回目にしていよいよこのサロンも「プロジェクト色」が出てきました。
次回からは、さらに色々な様々な人々の意見を聞きながら、
アイデアをブラッシュ・アップしていきましょう!
by at_caprice2
| 2015-07-14 19:49
| 講座・イベントレポート