2015年 07月 08日
可視化スキルを高める「感覚のアンテナ」
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【エゴコロサロン・レポート】
きろくのクロッキー
2015年6月23日(火)@大阪市立難波市民学習センター
ギロンが白熱する。
さっと、ホワイトボードのペンをもつ。
すると、会議の参加者みんなが、ホワイトボードを見る。
その瞬間、「人対人」から「意見対意見」のギロンに変わる。
その結果、行き詰まった会議が、
方向性をもって進み出す…。
と、そんな理想を描きながら、
ボクはよくペンを取ります。
ギロンやヒアリング、研究発表などの可視化(スクライビング)は、
多くの方がニーズをかかえているようです。
ところがいざやってみると、
案外ギロンのどこをつまんで、どう書いたらいいのか分からない。
そんな方々に向けた「きろくのクロッキー」が、
6月のエゴコロサロンのテーマでした。
可視化のコツは、会議全体の流れを「カタチ」でとらえること。
まるで音楽のように、静かなところ、盛り上がるところがある中で、
いかに「調和」と「不協和音」をとらえるかがポイントです。
無数に飛び交う「ことば」の中から有用なものをチョイスできるのは、
そんな「感覚のアンテナ」のたまものかもしれません。
本ワークショップは、
(1)「時系列」の流れを「箇条書き」ではなく「カタチ」で表現する。
(2)交響曲の曲調の変化をビジュアライズする。
…といった「感覚のアンテナ」を磨くことから始まりました。
アンテナがびんびんに立ったところで、
後半は実践編。
グループワークで2チームに分かれ、
とある「商品開発のアイデア出し」のクロッキーに取り組んでいただきました。
Aのチームは、
テーマを1つに絞って、そこに向けてアイデアを拡散させ、
残り時間で散らばったアイデアを線でつなぎ、
ビッグ・アイデアにしました。
これも可視化のメリットです。
Bのチームは、
思考・発想の変遷を、時系列で克明に記録されていました。
あとから流れを追ってみると、
いくつかの「発想の転換点」があり、
ここに様々な発想資源があることに気づきます。
これも可視化のメリットです。
こうやって、あっという間の2時間。
企業の方や、大学の先生など、様々な職種の方に受講していただきました。
みなさま、ありがとうございました!
by at_caprice2
| 2015-07-08 22:25
| 講座・イベントレポート