2014年 06月 02日
【レポート】淀川区チラシデザイン講座
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淀川区まちづくりセンター
「地域イベント・チラシデザイン講座」
2014年5月26日(月)19:00〜21:00
淀川区役所会議室/25名参加
大阪市では「地域のことは、地域で活動する」という大原則があります。
淀川区まちづくりセンターは、
そんな地域活動をされている方々への支援組織。
「イベント・チラシデザイン講座」も、
支援活動の一環として提供された講座です。
文字通り、地域イベントを企画・運営し、
地域を盛り上げたいという方々がおもな参加者。
いうまでもなく、
みなさん「集客チラシ」については全くの素人です。
そういった方々に対し「2時間でチラシのコツ」を
お伝えするのが今回のテーマです。
さてさて、いろんな角度から伝授すべきデザインのポイント。
広く浅くお話しするか、ワンポイントを深堀りするか。
いろいろ迷いましたが、チラシの最大のミッションである
「3秒で人をつかむ」ことに集中しました。
その中枢になるのが「イメージ」です。
数ある情報の中から、
「おや?自分に関係ありそうだ」と、手に取ってもらうには、
その人が好むイメージが重要なカギを握るのです。
たとえば子どもと遊びたいと考えている人は、
楽しく、親しみやすいイメージ。
何かを学びたいという人には、理知的でアカデミックなイメージ…など、
チラシの発する「雰囲気」で、瞬時に判断するのです。
そこで有効な技が「タイポグラフィ」。
チラシの中でどんなに長々と言葉を重ねても、
人が3秒内で目にするのは、たった一つのキーワード。
その「ひとつの言葉」で、意味やイメージを的確に伝えるのが、
最大のポイントであり、それがタイポグラフィの持ち味なのです。
いささか専門的な技術を、楽しく、どなたでもできるよう
「タイポ・スロット」というゲームで、
デザインチャレンジしていただきました。
あちらこちらから歓声や、唸り声が聞こえます。
グループ内で、他の人の創作アイデアに刺激を受けながら、
表現力を磨きます。
そのワークが終わると、
「イメージ」を9つに分類して、
それぞれの「デザインのコツ」をレクチャーしました。
そして最後のワーク。
とあるチラシを、グループごとに「イメージ」を変え、
再デザインにチャレンジしていただきました。
30分という短い時間の中で、どのチームも完成。
キーワードの設定と、タイポグラフィ・色あい。
そのポイントを外さず、何れのチームもコツをつかんでいただけたようです。
by at_caprice2
| 2014-06-02 09:31
| 講座・イベントレポート