2013年 10月 05日
地域広報誌をみんなでつくる
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「自分のまちのことは自らが決める」とう基本的考えのもと、
大阪市が独自に発足した「地域活動協議会」。
その取り組みのひとつとして、
「地域情報をまちの人々に届ける」活動があります。
いわゆる「地域広報紙」。
しかし小学校区単位で区切られた「小さな集団」の中、
自分たちで「広報紙をつくる」といっても、
どうすればいか分からない…
といった悩みがあることも事実。
そこで東淀川区では、
「チームメイド・デザイン」のメソッドを使い、
「自分たちで広報紙を編集する」ノウハウを学んでいただきたく、
取り組みを行いました。
第1回目は8/5(月)13:00〜16:00
第2回目は8/6(火)9:30〜12:30
第3回目は8/28(水)13:00〜16:00
の3回です。

■まずは自己紹介
1回目は、広報紙の「企画」がテーマ。
まずは、ひとつだけ「自分の地域自慢」を盛り込んだ自己紹介。
地域への熱い想いをもった人たちが集まっているので、
自己紹介にも熱が入ります。
さすが!
年季の入った想いは、他地域のお話でも、
とても面白かったです。
■広報紙の企画
次は講義形式で、広報紙の企画の立て方をレクチャー。
いちばん大切な「誰のため?」「何のため?」の部分を
とくに力を入れて説明しました。

■編集方針を決める
広報紙の機能を分解し、
みんなで「理想の広報紙」や、
「理想の地域コミュニケーション」について語り合います。
プロセスを通じて「うちの広報紙、こうあるべし!」という哲学が顕在化。
それぞれの編集方針が明らかになってきました。
■全体での共有
グループワークの内容を、全体で共有しました。
他の意見を参考にしながら、
自分の編集企画骨子を調整していきます。

■ネタのバイキング
コーナー企画のヒントになるキーワードを、
まるでバイキング料理のように散りばめてみました。
参加者は、自分の広報紙に活かせそうなネタをつまみ、
持ち帰ります。
こうして3時間の中で、かんたんな企画書ができあがりました。


■素材を集める
2日目は、取材と編集デザインのレクチャーから。
ネタ(情報)をどう集めるか、どう見せるか。
そして何よりも大切な、
記者・編集者としての「情報の切り取り方」についてお話いたしました。

■アンテナ手帳、登場
今日のメインツールは、アンテナ手帳。
テーマを決めることで、アンテナが立つ。
入ってきた情報を、自分の視点で切り取る。
そんな「記者としての心得」が詰まった取材手帳です。

これを使って、相互インタビューを行いました。
相手の地域の特徴や、いいところ、課題などを引き出します。

■記事を書く
取材をもとに、400文字で記事を書きます。
スラスラ書ける人、なかなか手が進まない人、下書きをする人…。
どんな方も、時間が来ると、
みんな文章を完成させていました。

■他己紹介
書いた記事を読みながら、相手の方を紹介します。
フランクな自己紹介と違い、
記事にすると少し硬くなります。
でも記事で紹介してもらった人は、嬉しそうでした。
読む人、紹介される人。
いろんな人に喜んでもらわなければいけない仕事です。
最後に編集フォーマットの作り方をレクチャーして、
この日の講座は終了です。

■評価
3回目は、どっぷり3週間あけてから。
みなさんに「この日までにざっくり編集してくること」と、
宿題を出しておきました。
あがってきた広報紙のデザインを、みんなで評価し、
改善のレクチャーを行いました。
こうして全3回の講座は終了。
みなさま、お疲れさまでした。
今後の東淀川区地域活動協議会のみなさまのご活躍を、
期待しております!
(記:ゴリ)
by at_caprice2
| 2013-10-05 12:25
| 講座・イベントレポート

