2012年 03月 05日
“コト”を動かすコト。
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2月25日に吉野ネオミュージアムで開催した
「undesign」の様子を、
ラーニング・デザインズのミカさんが映像編集してくれました。
素晴らしい!ありがとう、ミカさん!
前回の記事で「デザインは、しくむこと」というのが、
ちょっと分かりにくかったようなので、今日はその補足を…。
いちおう、産業界の代表としての意見ですが…。
デザインは「コトを動かす」レベルが究極だと思うのです。
たとえばワークショップ。
おそらく、ワークショップだけだと、1回1,000円とか、
せいぜい1万円(今回)とか、ちょっとした小金稼ぎとして、
準備する労力や、知恵の価値などからは、
割に合わないものにしかなりません。
これを、大局観でながめ「しくみ」をデザインすると…。
(1)学術者から「理論」を学ぶ。
(2)産業側が、それをビジネスモデルにし「価値化」する。
(3)消費者の反応や、状況を学術者にフィードバックする。
(4)学術者がそれを理論化、実績化する。
(5)このサイクルが回りだす。
この、3すくみのしくみが成り立ってこそ、
プレイヤー全てに価値あるものになるのではないか、
より経済が動き出すのではないか(小金稼ぎに終わらない)、
それこそデザインではないか、
というのがボクの見解です。
価値の一方通行だけじゃなく、サイクルを描きたいですね。
ちなみにボクは、今回の「undesign」で、
2つほどビジネスモデルを思いつきました。
(またおいおいお話しますね)。
そんな感じで、カプリスは常に未来を向いていたいと思う今日この頃なのです。
by at_caprice2
| 2012-03-05 11:20
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