2011年 08月 13日
おもちゃと、小さな夢。
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アトリエ・カプリスには、ちょっとした夢があります。
それは、楽しくて、なんかしらの学びになる、
「おもちゃ」を作ること。
子ども用はもちろん、高齢者、障がいのある人、一般の人、
いずれも問わず、みんなが楽しめること。
そして、いろいろな世代、文化、価値観の人たちが、
笑顔で交流できるような。
カプリスを立ち上げるもっと以前、
ひょっとしたら、子どもの時代からボンヤリ考えていた「理想」を、
改めて再認識できるような博物館に行ってきました。
「有馬玩具博物館」。
文字通り、兵庫県の有馬温泉にある博物館です。
どうせブリキのおもちゃがいっぱい展示されているのでは…
と、なかば期待半分で訪れましたが、
それは大きく裏切られました。
中に入ると、大人も子どもも楽しめるおもちゃたち。
とくに知育玩具と、からくり絵本のコーナーはとても秀逸でした。
時間の経つのも忘れて、夢中で遊んでしまいましたよ。
考えてみれば、ボクにとって、おもちゃとは、
「買い与えてもらえるもの」ではなく、
「自分で作り出すもの」でした。
親に「おもちゃを買って!」という勇気のなかった岩田少年は、
町中からスクラップを集めて、独創的なロボットをたくさん作っていました。
友だちの超合金にくらべれば、半端なく見劣りしますが、
その分、自由に強さや武器を考えられます。
まるで「神」になったような気分。
この創造のクセが、今のデザインライフに生きているのかもしれません。
ノスタルジックな有馬の町、博物館で、
思わず自分の原点に帰れたような気がします。
カプリスを立ち上げて、
理想とする「“学び”をデザインの力でおもしろく」というのを
ワークショップをからめて、徐々に実現してきています。
いわゆる「デザイン×学び×遊び」。
その延長上に、
「おもしろくて、ためになる、おもちゃ」があるのかもしれません。
これから、どんどん「面白いこと」をやっていきます。
また皆さまの力を貸してくださいね!
by at_caprice2
| 2011-08-13 14:12
| カプリスの日常