2011年 06月 03日
「ウメサオタダオ展」がおもしろい
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もう、今から40年以上も昔に書かれた本なのに、
今の情報社会を生きるヒントがたくさん詰まっている。
梅棹忠夫さんの、一連の著書です。
いくつか、紹介しておきましょう。
●情報の文明学(1962年他)
●知的生産の技術(1969年)
●文明の生態史観(1967年)
生態学、民族学、文化人類学者であり、
初代の国立民族学博物館の館長であり、
京大式カードの発案者でもある、梅棹忠夫さん。
その足跡をたどりながら、またその視線に立ちながら、
現代を生きる知恵を発見できる展覧会。
それが、国立民族学博物館で開催されている「ウメサオタダオ展」です。
おりしも先日、エゴコロサロン「ひらめきワークショップ」において、
「点の発想、線の発想、面の発想」というお話をしましたが、
まさにその内容にドンピシャリ!
フィールドワークなどで集めた「点の情報」を操ることで、
線(論述)にも、面(思考)にもなるという、
至極のノウハウが、分かりやすい言葉と豊富な実物展示で、
とても興味深く展示されていました。
おびただしいメモの数々、見習いたいです。
早速、刺激されています。
国立民族学博物館「ウメサオタダオ展」は、
2011年6月14日まで開催中です。
by at_caprice2
| 2011-06-03 18:32
| カプリスの日常