2010年 10月 19日
若者にもっと日本酒を。
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いよいよもう一つ、スタートしました。
テーマは「もっと若い人に日本酒を消費してもらうには」。
日本酒の消費は、50代、60代…と、高齢化が進んでいます。
若い世代は、おおむね焼酎(チューハイ)や、ハイボールに移行し、
(これも企業戦略が功を奏しているのですが・・・)、
国内の日本酒市場は、どんどん小さくなっていきます。
若い人に、もっと日本酒を飲んでもらわなければ・・・。
というワケで、某日本酒メーカーと大学生がタッグを組んで、
新しい商品や、PRの開発を行うことになりました。
それに先がけて、日本酒工場でのフィールドワーク。
思っていたよりも近代化されており、
徹底した品質管理が行われています。
少し前までは、職人さんの勘や経験で品質を保っていましたが、
ISOの関係で、全てがデータ化されることが求められています。
あらゆる工程が機械化、コンピュータ化されているようです。
製造途中の「もろみ」は、めちゃくちゃ美味かったな〜。
工場を視察した後は、メーカーの販促部、商品企画部の方々と意見交換。
女子大生の容赦ないダメ出しが、次々と発せられます。
予想もしていなかった、若い人が日本酒を飲まない理由。
メーカーの人、冷や汗が…(笑)。
しかし「本当にいいものを作りたい」という考えから、
真摯に全てを受け入れ、答えてくれます。
なかなか有意義な意見交換会になりました。
面白かったのは、
女子大生の「感性的」な意見と、
男子大学院生の「理性的」な疑問。
この違いが明快で、とても面白い現象がおこりました。
メーカーの人も(お金を出す)女性的な観点が、より理解できたかもしれません。
この情動的な感覚が、これからの消費のヒントになるのではないでしょうか。
このプロジェクトも、追って報告していきますね。
by at_caprice2
| 2010-10-19 19:44
| プロジェクト参画