2010年 08月 25日
Team Made デザイン(1)
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7月5日の記事「事業ドメインの拡張」でも少しだけ触れました、
「TEAM MADE DESIGN(チーム・メイド・デザイン)」です。
これはデザイン制作のプロセスを、
カプリスが持ち帰って作る従来のやりかたではなく、
お客さまの社員・チームを対象に、ワークショップを通じて共創することで、
成果物ができるのはもちろん、
企業の“価値”や“コンテクスト”をみんなが共有できること、
デザインの考え方が学べることが魅力です。
今回の導入事例は、10名の社員がいるソフトウェア会社。
10月のイベントに出展するため、
これを目標に「会社紹介パネル」の、考え方のベースを全員で作ります。
まず初めに、30分ほどのミニ講義。
ここで「情報のデザイン」についての考え方を、
ちょっとしたテストを通じて座学で学びます。
それが終わると、残りの2時間で様々なディスカッション。
今のPR販促物の問題点や、到達目標、
それに自社の魅力などを、全員で語り合います。
特に自社の魅力は、様々な視点から掘り出されていきます。
目の前に貼られていく、たくさんのポストイット。
そしてそれを整理していくと・・・。
実は、自分たちでは分からなかった会社の魅力、
表出化していなかった会社の暗黙価値などが、
どんどん顕在化してきました。
参加者は、出てきたポストイットを整理しながら、
キャッチフレーズ案や、
15秒のコマーシャル・メッセージ案、
3つの価値を、1枚のペーパーにまとめていきます。
こうやって、考え方のベースが出来てきました。
しかしこれは、あくまでも原石。
これを磨いていくのは、デザイナーの役目です。
みんなで共有した価値観を、デザイナーがどう表現するのか。
この「完成品」のプレゼンテーションを聞くことで、
「情報のデザイン」「価値の表現」について、全員のハラに落ちます。
このレポートについては、また次回以降に。
もちろん、このデザイン制作のプロセスを、
全員で作り込むプログラムも、今後のサービスとして検討中です。
これについてのネックは、
たくさんの人に時間を作ってもらわなければならないこと。
でも、日常の会議の延長として考えていただければ、大丈夫ですね!
by at_caprice2
| 2010-08-25 13:54
| 講座・イベントレポート