2010年 06月 14日
伊丹ブギウギ開催しました!
|
報告が遅くなりましたが去る6月6日に、
まち歩き系ワークショップ「伊丹ブギウギ」を開催しました。
平年なら雨が心配されたこの時期、
いいお天気に恵まれて(でも暑かった…)、
絶好のブギウギ日和でした。
ゲストは「WSD(※)阪大3期」の受講生たち。
ホストは「WSD(※)阪大2期」の修了生、つまり自分たち。
(※)WSD=ワークショップデザイナー育成プログラム
総勢50名弱の人たちが、伊丹の街のあちらこちらに出没しました。
「伊丹ブギウギ」とは、
過去と現代が同居する伊丹という街を舞台に、
トークテーマを決めてペアで歩くことがメインアクティビティです。
さまざまな立ち寄りポイントを「コミュニケーション装置」として、
出会い(人、自分、価値観との出会い…)を楽しむのが大きな目的。
ですから、単なる観光のイベントではありません。
「対話」が本質の、オリジナリティあふれるワークショップなのです。
立ち寄りポイントは、地元民しか知らないような、伊丹の隠れた名物スポット。
創業100年のお茶屋さんや、オリジナル串カツの店、
地元の人が集う立ち飲み屋、神輿を守る若旦那、対話を重視する本屋さん…など。
ガイドブックに載せるには、何とも目玉にはなりにくいけど、
そこの店主や、そこに集う人たちとのコミュニケーションを通じて、
伊丹という町の本当の魅力に気づくことができるのと、
対話を通して自分と他人の関わりが見えてくるのが大きな魅力です。
考えてみると、これは「旅の本質」なのかもしれません。
人は、ものを、「自分」というフィルターを通して見ているわけですから。
そんなこんなで約2時間のまちあるきを終え、
伊丹ホールに集合しました。
ここからは、いわゆる「ふりかえり」です。
畳何畳分でしょう。
大広間を埋め尽くすような大きな地図に、対話の軌跡を書き込んでいきます。
他人としゃべって印象的だったこと。
出会った人、風景で印象的だったこと。
感じたこと、考えたこと。
大きな地図の上に、直接マジックで書いたり、ポストイットに描いたり、
どんどん色んな人の「対話」が書き込まれていきます。
そして、みんなで共有!
へえ~、この人はこんなことをしゃべっていたのか。
あの人は、そんな視点で見てたのか。
この人は、こういう感じ方をするんだな…。
他者の考えや、自分のフィルタをもう一度見つめなおすことができました。
このワークショップを企画するために、
20名強のメンバーが知恵を出し合い、合意形成しながら進めていきました。
何よりも「会議」の本質を学んだし、
対話を重ねて、全員の合意を重ねながら企画していくスタイルに、
単純に驚きました。
何よりも一番勉強になったのは自分たちかもしれませんね。
by at_caprice2
| 2010-06-14 13:12
| WSD@阪大