2010年 03月 18日
じゅんさんのワークショップ
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マンサク…「まず咲く」というのが語源の花で、
決して桜のように派手ではないけど、
他の何にも先駆けて咲く花です。
何か新しいことが始まりそうな。
そんな花のような、ワークショップが昨日ありました。
同じ「ワークショップデザイナー育成プログラム」の修了生の、
通称「じゅんさん」の主催するものです。
人数も少なく、決して派手ではないけど、
早速、吸収したことを活用して、「始めている」のがすごい。
内容は「人それぞれの価値観の違い」に気付くもので、
終始アットホームな雰囲気の中で和気あいあいと進められました。
じゅんさんは、熱い人です。
教師になる夢があったのですが、志なかばで交通事故に遭い、
脊髄損傷のため、生涯、車椅子での生活を余儀なくされています。
手も足も思うように動かず、常時ヘルパーさんがついている状態。
でも、そんなことを感じさせるのは、第一印象の時だけ。
話していると、障がいのあることをついつい忘れてしまうくらい、
頼りがいのある人だから不思議。
それくらい、とても「普通」の人なんですよ。
じゅんさんとお話していて印象的だったのは、
「視力が弱い人は眼鏡をかけるでしょ?車椅子はそれと同じ」
つまり、自分の弱いところを補助してくれる道具という意味では、
眼鏡と何ら変わらない、と言うのです。
で、じゅんさん。
若い時にスーパーカーに憧れていたので、
自分の車椅子をスーパーカー仕様にカスタマイズしてるから面白いですね。
負の側面を楽しみ、自分のシンボルにしてしまう。
そんなポジティブなオーラを、昨日はたくさん吸収してきました。
by at_caprice2
| 2010-03-18 10:52
| WSD@阪大