2009年 07月 26日
学生たちの作品が完成!
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神戸芸術工科大学での「地場産業へのブランド提案プロジェクト」。
みんなのポスター、デザインボード、コンセプトボードも完成し、
昨日まで「セレンディップギャラリー」にて、
ファッションデザイン学科 前期作品「F展」で展示しました。
今回は兵庫県の地場産業である「お香」「真珠」「靴」「靴下」の、
4つのメーカーへの新ブランド提案。

お香チームは、若い人に向けたお香商品の提案で、
「お香を“ファッション”の位置づけとしてポジションチェンジ」するもの。
その中で「香りはアイデンティティ」という切り口が出てきて、
若い市場に向けた全く新しい価値を作り出しています。
お香メーカーの協力もあって、いくつかサンプルも出来ていました。
とても面白い企画です。
ポスターは「今までのお香の概念を払拭すること」が目的で、
様々な使用ストーリーなどがあり、とても楽しく、目からウロコを落とす訴求ができていました。

真珠チームは、従来なら廃棄される「B級真珠」に目をむけ、
これに新しい「価値」を組み込んで商品化する提案です。
その名も「LITTLE RICH(リトルリッチ)」。
真珠のもともとの価値である「美」を楽しむのではなく、
日常の「ちょっとした感動」を楽しむ真珠として位置づけています。
日頃「めちゃHappy」ということは滅多にないけど、
「ちょっとHappy」というのは、よくあります。
そんな時に「自分へのごほうび」や「プレゼント」に、
雑貨感覚で商品を買って、その真珠独自のやわらかい輝きを楽しむ。
そういった、新しいライフスタイル提案がそこにはあります。

靴下チームは、その製造技術と女性ならではのニーズに目を向けました。
「筒状のもの」を作るという靴下の製造技術の特長をとらえ、
これに女性の「冷え性対策」というニーズを踏まえ、
全く新しいファッションアイテムを創りだしています。
冷え性がおこる部分は、「カラダの関節部分」であったり、
衣服などでは賄えない「露出した部分」であったり。
これらを「筒状のもの」であれば、しっかり温かくカバーできるというものです。
これに「美・愉・飾」のファッション要素をプラスしています。

靴チームは、安い靴を買っては、足に合わず、すぐに捨ててしまう現状を踏まえ、
「若い人にいい靴を」というコンセプトのもと、
3つのブランドに分かれています。
1つは「sweetheart」。
クオリティの高い靴をベースに、オーダーメイドorカスタマイズを選べます。

もう一つは「KAWAPPI」。
アクセサリー感覚で取り換えを楽しめるサンダルの提案です。
3つめは「rain blues」。
雨の日を愉しむ「ファッショナブルな」レインブーツの提案です。
こちらのチームは、商品がリアルにイメージできるので、
ビジュアル訴求が、具体的で、より現実的なものになっています。

グラフィックデザインを目指す人とは違い、
ファッション系のマーケティング、企画をする学生たち。
ポスターを作ったりするのは、みんな専門外なんで、
はじめはみんな「完成するのかな?」と心配でしたが、
面白いポスターや、コンセプト(のロジック)が理解しやすいボードが出来ました。
学科の先生も、今までにはないグラフィックの出来だと満足されていました。
若い発想って、色んな縛りがなく自由奔放で、大きな可能性を感じます。
これを大人が「子供の発想だから・・・」と軽視させないためにも、
「伝える」ことって、とても大切に思います。
今回は学生の柔軟な発想を通じて、改めて色んな勉強になりました。
みんなのポスター、デザインボード、コンセプトボードも完成し、
昨日まで「セレンディップギャラリー」にて、
ファッションデザイン学科 前期作品「F展」で展示しました。
今回は兵庫県の地場産業である「お香」「真珠」「靴」「靴下」の、
4つのメーカーへの新ブランド提案。

お香チームは、若い人に向けたお香商品の提案で、
「お香を“ファッション”の位置づけとしてポジションチェンジ」するもの。
その中で「香りはアイデンティティ」という切り口が出てきて、
若い市場に向けた全く新しい価値を作り出しています。
お香メーカーの協力もあって、いくつかサンプルも出来ていました。
とても面白い企画です。
ポスターは「今までのお香の概念を払拭すること」が目的で、
様々な使用ストーリーなどがあり、とても楽しく、目からウロコを落とす訴求ができていました。

真珠チームは、従来なら廃棄される「B級真珠」に目をむけ、
これに新しい「価値」を組み込んで商品化する提案です。
その名も「LITTLE RICH(リトルリッチ)」。
真珠のもともとの価値である「美」を楽しむのではなく、
日常の「ちょっとした感動」を楽しむ真珠として位置づけています。
日頃「めちゃHappy」ということは滅多にないけど、
「ちょっとHappy」というのは、よくあります。
そんな時に「自分へのごほうび」や「プレゼント」に、
雑貨感覚で商品を買って、その真珠独自のやわらかい輝きを楽しむ。
そういった、新しいライフスタイル提案がそこにはあります。

「筒状のもの」を作るという靴下の製造技術の特長をとらえ、
これに女性の「冷え性対策」というニーズを踏まえ、
全く新しいファッションアイテムを創りだしています。
冷え性がおこる部分は、「カラダの関節部分」であったり、
衣服などでは賄えない「露出した部分」であったり。
これらを「筒状のもの」であれば、しっかり温かくカバーできるというものです。
これに「美・愉・飾」のファッション要素をプラスしています。

「若い人にいい靴を」というコンセプトのもと、
3つのブランドに分かれています。
1つは「sweetheart」。
クオリティの高い靴をベースに、オーダーメイドorカスタマイズを選べます。

アクセサリー感覚で取り換えを楽しめるサンダルの提案です。
3つめは「rain blues」。
雨の日を愉しむ「ファッショナブルな」レインブーツの提案です。
こちらのチームは、商品がリアルにイメージできるので、
ビジュアル訴求が、具体的で、より現実的なものになっています。

グラフィックデザインを目指す人とは違い、
ファッション系のマーケティング、企画をする学生たち。
ポスターを作ったりするのは、みんな専門外なんで、
はじめはみんな「完成するのかな?」と心配でしたが、
面白いポスターや、コンセプト(のロジック)が理解しやすいボードが出来ました。
学科の先生も、今までにはないグラフィックの出来だと満足されていました。
若い発想って、色んな縛りがなく自由奔放で、大きな可能性を感じます。
これを大人が「子供の発想だから・・・」と軽視させないためにも、
「伝える」ことって、とても大切に思います。
今回は学生の柔軟な発想を通じて、改めて色んな勉強になりました。
by at_caprice2
| 2009-07-26 17:54
| 大学・高専での仕事