2012年 08月 16日
境界にひそむデザイン思考
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現長シリーズ、最後の「undesign」です。
第4弾は「人が動く、境界のデザイン思考」というテーマ。
考える以上に奥が深く、考えれば考えるほど面白い、
世の有象無象に引かれた「境界線」について語らいました。
ここ、現長にも、たくさんの「境界」があります。
いろんな「境界」がお客さまをもてなしたり、
さまざまな「つなぎめ」が現長の歴史をうつし出したり。
そういう不思議な「境界」を探すツアーに始まりました。
現長の空間は、さながら「境界」をテーマとした、
インスタレーションの場です。
さまざまな「しかけ」が、境界について語り合うきっかけとなりました。
サロンの時間。
人それぞれの「はしっこ」にスポットをあて、
その人のさまざまな側面を浮き彫りにします。
側面こそが、人と人が交わる「境界面」となるのです。
「unモデル」。
人それぞれの考えや、育まれた文化的側面が明らかになり、
「いま、ここにいる」ことと、
その人の「歴史」がつながりました。
現長という歴史ある建物の中で、とても不思議な体験です。
自分でいろいろ「境界」を作ってみました。
混ぜるのではなく、し切るのではなく。
面的な境界の捉えかたをすることと、
そこに名前をつけることで、新しい価値が生まれます。
マーケティングも、ほとんどこんな作業であることに気づきます。
ちょっぴりステキな商品開発になりました(笑)。
参加された方は、じつに様々な職業の方々。
ふだんは交わることのないであろう人たちが、
「境界」という一つのテーマのもと、
自分のこと、他人のことを語り合いました。
そして…
「境界」にこそたくさんの面白い現象や、ヒントに満ちていることに気づきます。
これも一つの「デザイン思考」。
今後、いろんな問題にぶち当たったとき、
解決の糸口が、「境界」に潜んでいるのかもしれません。
参加された皆さま、ありがとうございました!
by at_caprice2
| 2012-08-16 20:17
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