2010年 10月 09日
但東町観光ツーリズム-1
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学生の視点で但東町の魅力を発見し、価値化するプランをたてる、
「但東町観光ツーリズム企画」のフィールドワークです。
ボクは、その中で韓国人の交換留学生を連れて、
出石町を中心に、日本らしい風景を巡り、体験させるプログラムを担当しました。
出石町に着いたら、絹の着物を着てもらい、町を散策。
留学生は、帯のきつさと、段差の上り下りのしにくさで、
半ば悲鳴をあげていました。
でも着物はぜひ一度着てみたかったようで、基本的にご満悦の様子。
「日本は民族衣装を着る機会が多いから、うらやましい」
「着物の着付けの先生から、もっと説明を聞きたかった」
「着物で参加できるお祭りがあれば、ぜひ友だちにも紹介したい」
…など、いろんな意見が聞けました。
着物を着たときの所作が美しくなることにも、
日本文化として、大変興味をもったようです。
出石の町はこじんまりしていて、
1時間もあれば、時間をもてあますような観光地です。
おおかたの観光客は、城崎温泉の帰りに立ち寄り、
出石そばを食べて、サッと町を見て帰ってしまいます。
滞在時間、およそ1〜2時間。
落としていく金額、1人あたり1,000円前後。
夕方になると、あっという間に人が少なくなり、
宿泊施設もずいぶん苦しんでいるようです。
ここでもっと、お客さんを満足させるにはどうしたらいいのでしょう?
ボクが気に入ったのは、永楽館という芝居小屋。
明治時代に建てられた(3年前に再建)歌舞伎の劇場ですが、
昔の広告や、舞台裏見学など、タイムスリップしたような気分。
留学生は「雰囲気は好きだけど、実際にお芝居を観たい」という意見。
確かに。
こうして地元の人のガイドで、出石町の色んなスポットを巡った後、
みんなで意見交換会。
外国人ならではの視点が、様々な気づきをもたらせてくれました。
さて、みんなどんな「観光ツーリズム」企画を考えるかな?
2日目の様子は、また次の記事で。
by at_caprice2
| 2010-10-09 10:02
| プロジェクト参画