2009年 11月 06日
演劇ワークショップ
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「コミュニケーションティーチングによる地域力再生事業」というテーマの、
演劇ワークショップの発表公演と、シンポジウムがありました。
京都宇治市の小学3年生が演じる舞台は、
「演劇で宇治を学ぼう!」というテーマで、
プロの俳優(劇団衛星)とともにワークショップで作り上げた、
「宇治市」にまつわるお芝居でした。
子供たちが主体となって台本を創作したそうです。
劇を観ていると、子供たちの宇治への郷土愛を感じました。
演劇ワークショップは、
・当事者意識を身につける
・実感すること
・責任感
・他社への想像力
・コミュニケーションスキル
という5つの効果が狙いです。
何よりも子供たちがとても楽しそうに、
いきいきと、ニコニコしながら演技していたのが印象的でした。
想像力と表現力、これらは日本では軽視される傾向にありますが、
社会で生きていく中で、とても大切なスキルです。
コミュニケーションスキルの根幹と言っても過言ではありません。
それらが演劇を通して、楽しく学べる・・・ちょっとうらやましかったです。
第2部はシンポジウム。
劇作家の平田オリザ先生や、フィンランドメソッドの北川達夫先生など、
5名のパネリストの方々による、
コミュニケーションティーチングについてのお話を聞かせていただきました。
私たちは多かれ少なかれ、演技・演出をして社会を生きています。
ハダカの自分で対峙するのではなく、
相手のことを想像し、相手との違いを意識・理解しながら、
自己提示(演出する自分)することが、
良好なコミュニケーションにつながる、というお話が印象的でした。
これって、グラフィック・デザインの考え方にも通じますね。
いやいや、とても勉強になった一日でした。
by at_caprice2
| 2009-11-06 10:04
| WSD@阪大