2009年 05月 13日
99案
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エジソンといえば、いわずと知れた発明王。
よくもまぁ、あれだけパッパッパッと、アイデアがひらめくものですね。
と思ったら、実は人一倍多くの「アイデア・ノルマ」を自らに課していたそうです。
優れた発明は、数多くのアイデアを考えないと生み出せないんですね。
さて先日、ボクも一つのアイデアのために100くらいネタを考えると書きました。
(エジソンみたいなのは出ませんが…)
のこり99は、いわゆるボツネタです。
元来、ものを捨てる勇気のないボクは、これらのボツネタを捨てることができずに、
逆転の発想で「その他99のアイデア」を作品として発表したことがあります。
題して「99案」です。
たとえば「音符の99案」。
音符をモチーフにしたイラストたちです。
音符の組み合わせ一つで、人の気持ちを高揚させたり、
悲しませたり、楽しくさせたりする音楽の不思議な魅力。
この、あいまいだけどみんなが共感してもつ世界観を、
「音符」という記号を手がかりに、イラストにしたためたものです。
こんな風にデザインの発想は、
・1つの「全ての人が共通認識するモチーフ、記号」に
・「変化、相乗、比喩などの手法」をかけ合わせて、
数多くのアイデアを出していきます。
それが最初に言った「知識を得る」ことと「その知識を壊す」プロセスに近いのかもしれません。
by at_caprice2
| 2009-05-13 02:16
| カプリスの考え